食品に入っている「安定剤」と病院で処方してもらう「安定剤」の違い
食品の原材料をみていると、安定剤と書いてあることがあります。
この安定剤とは、病院で処方してもらう安定剤と全く違うもののことを指しています。
食品の安定剤
食品に入っている安定剤は、食品添加物である増粘安定剤であることが多いです。
増粘安定剤とは、食品をネバネバさせることで接着性を付けるために用いるもので、糊の役割を果たします。
種類としては、とろみをつける「増粘剤」、形を保つためにつかう「安定剤」、ゲル化するためにつかう「ゲル化剤」に分けられます。
身体にいいものなのか
添加物と言われると身体に悪いものなんじゃないかというイメージを持たれるかたもいると思います。
増粘安定剤の成分は、天然由来の多糖類が用いられることがほとんどであり、身体に害はありません。
病院で処方される安定剤
心を落ち着かせるために服用する薬です。様々な種類がありますが、主流なところでいうと、デパスやソラナックス、ワイパックスと呼ばれるものです。
効果に即効性があるものがおおく、頓服として利用される場合が多いです。
安定剤についてはこちらにもまとめましたので、ご覧ください。
まとめ
食品に「安定剤」と書いてあっても「心を落ち着かせる成分が入っている」と勘違いしてはいけません。
心を落ち着かせる安定剤が欲しい場合は、きちんと病院で処方してもらうようにしてください。
昔は心の病については認識があまりなかったせいで、体調が悪いというとレントゲンや胃カメラで検査されたあげく原因不明と診断されてしまうことがありました。しかし、今では心の病は15人に1人がなる病気と言われているぐらいですので、病院で「安定剤がほしい」と告げるだけで、処方してもらうことができます。