【超簡単解説】抗うつ剤と安定剤の違い
私が初めて心療内科にかかったときは、薬の説明をされず意味もわからず飲んでいました。
特に抗うつ剤と安定剤を混同しており、間違った飲み方をしていたことがありました。
この記事を見ている人が、私のように勘違いしないためにも、抗うつ剤と安定剤の違いについて紹介していきます。
抗うつ剤について
毎日必ず服用する
医師に言われた通り、毎日決まった時間に決まった分量を服用してください。
服用し忘れた場合は、気付いた時にすぐに飲むことをおすすめします。しかし、次に飲む時間まで期間が短い場合は1回分飛ばした方がいいです。
逆に処方された量よりも多く服用することもやめてください。たくさん飲めば効果が高くなる薬ではありません。
効果はすぐに表れない
飲み始めてすぐに効果が表れる薬ではありません。むしろ、副作用のほうが先にきます。だいたい1~2週間で副作用が収まり、その後から徐々に効果が表れてきます。
私はこれを知らずに
「1週間飲んでもぜんぜんよくならない!」
と病院まで行ったことがあります。
すると先生は、
「そんなにすぐ効果はでないよ」
と冷たい態度で突き返してきました。
「始めから説明してくれよ」
と内心思いつつその日はモヤモヤした気持ちで帰りました。
みなさんも薬を処方してもらう際はきちんと先生に説明を受けた方がいいですよ。
副作用の種類
一番多いのは吐き気です。次に多いのが眠気やふらつきです。
薬の種類によって副作用が違うので、これも処方してもらうときにどんな副作用があるか先生に確認したほうがいいです。
私の場合は、うつ症状で吐き気に悩まされており、外出や何かしようと思うだけで気持ち悪くなってしまいました。なので、副作用で吐き気がある薬を服用すると、吐き気に吐き気が重なりひどい症状だったので、すぐに眠気が副作用の薬に変えてもらいました。
副作用の原因は、他サイトで調べてみるとセロトニンが分泌するからだとか難しいことが書いてありますが、服用する側からすれば理解する必要はありません。
個人個人で薬との相性があるので、副作用の出方や効果が表れるかは結局のところ飲んでみないとわからないのです。
安定剤について
頓服として利用できる
抗うつ剤との一番の違いは、飲む量を自分で調節できるところです。
一日に飲める上限は決まっていますが、調子がよければ飲まなくても問題ありません。
逆に毎日飲んでいると慢性化してしまい、治りが遅くなることもありますので、無理に飲み続ける必要はありません。
効果はすぐに表れる
安定剤は飲んですぐに効果が表れます。早いもので飲んでから1時間ほどで効果が表れます。
その分効果時間は短く、長くても1日しかもちません。
私の場合は安定剤はどこに行くときもいつも持ち歩いており、ちょっとやばいかもと思った時に飲むようにしています。
持ち歩いているだけでも、お守り代わりに安心感を与えてくれるので、調子はいつもよりいい時が多いです。
副作用
副作用は主に、眠気とふらつきです。
強い薬になると耐えられないほどの眠気に襲われることになるので、安定剤を服用した後は車の運転などはしないほうがいいです。
ほぼ睡眠薬を飲んでから運転しているようなものなので、注意力が思っている以上に低下しており非常に危険です。
まとめ
抗うつ剤は
- 毎日飲まなければならない
- 効果が表れるまで2週間以上かかる
安定剤は
- 毎日飲む必要はない
- 調子が悪いときにだけ飲めばいい
- 効果は1~2時間で表れる。
簡単にまとめると以上になります。
科学的な話をするとややこしくなるので理解する必要はありません。これぐらいの理解があれば薬は飲んでいけます。