就職活動のストレスで食欲不振に その正体とは!?
前回の記事で小学校の時に食欲不振になった話をしました。
この後はまったく症状は出ることはなく、大学に進学しました。
しかし・・・
再び襲い来る吐き気
吐き気に襲われたのは大学3年生の後期から始めた就職活動中でした。
当時は彼女と付き合っており、その日は朝から車でデートをする予定。彼女を意気揚々と迎えに行くと、
彼女「おなかすいた。」
私はためらいもなく近くのコンビニに立ち寄り、そこで異変に気付きました。
何も食べたくない・・・。というか気持ち悪い!
この時はまだ、ちょっとムカムカする程度でした。
私はコンビニでは何も買わず、彼女は飲み物とサンドウィッチを買っていました。
そして、出発! と走り出した横で彼女がサンドウィッチを食べ始たその時、
臭い!吐きそう!
急な吐き気に襲われました。その時は、車内に食べ物のにおいが充満したことによりちょっと気分が悪くなっただけだと思いました。
車内での飲食は私以外にも嫌う人は結構いるんじゃないでしょうか?
彼女に窓を開けてもらうように言い、窓を開けてもらいましたがわずかな匂いでもアウト。
その場でえずいてしまい、車を緊急停止。
吐くまではいきませんでしたが、涙目でもうそれ以上運転する余裕はありませんでした。
その後、涙目になりながらコンビニの駐車場まで運転し、10分ぐらい休憩したところ落ち着きを取り戻しました。
結局その日はそのまま家に帰ってしまいデート終了。
彼女には謝りましたが、不機嫌な様子。私も非常に落ち込んでしまいました。
外食ができない日が増える
この日から外食すると気持ち悪くなる症状が出始めました。
ただ、毎回ではないです。仲のいい友達等との食事はふつうにできました。しかし、先輩との飲み会など、あまり知らない人との食事になると急に体調が悪くなってしまいます。
実際に、研究室の飲み会はドタキャンを何度かしてしまいましたし、就職活動で昼を挟む選考では、一口も食べることができず、とても苦労しました。
当時は、「お腹がいたくなった」「今日はちょっと体調が悪い」「お腹が空いていない」などと言って、やり過ごす日々。この行動が余計に自分にストレスを与えていました。
吐き気の正体が判明
このままではまともに生活していけないと思い、インターネットでいろいろと調べました。
そこで見つけたのが
「会食恐怖症」
という病気でした。まさに自分はこの症状だ!と思いました。
会食恐怖症とは対人恐怖症の一種で、「人前では緊張して食事ができない。」「他人に見られている気がして食事ができない。」「悪口を言われている気がする」等、様々な要因で他人と食事ができない状態にあることを言います。
症状もさまざまで、私のように吐き気が出る人もいれば、手や足が震えるといった症状もあるみたいです。
私が行った対策
今までは自分に何が起きているかわからず、不安な状態だったのですが、自分が「会食恐怖症」なんだと自覚することで少し安心することができました。
そして、できるだけ周りの人間にも自分がそういう症状がでることを公表しました。
そうすることで、吐き気を隠すこともなくなり、周りがわかってくれるという安心感が増え、症状は徐々に軽くなっていきました。
大学の卒業を迎えるときにはほとんど症状はなくなっていました。
まとめ
本来ならこの時点で精神科や心療内科に通うことが重要です。
しかしもし、「精神科はちょっと抵抗が・・・」といった方がいましたら、(私がそうでした)
こちらに記載したような方法で、周りに隠さず、自分の症状をはっきり伝えることで症状が軽くなると思います。